2009年04月17日

三木の地域資源をめぐるミニツアー 長田@三木YEG

チョキ11月29日の事業に参加いただいた講師の方々と三木YEG、三木JCのメンバーで三木の地域資源をめぐるミニツアーを行ないました。
日時:11月30日 9:00~  
主催:ミキ未来ネットワーク
協力:三木YEG、三木JC

9:00~10:00 金物づくり見学-ヒシカ工業 案内人 神澤良一氏
金物の様々な種類について説明する神澤良一氏

金物製造について説明を聞く講師陣など参加者

ものづくりツーリズムの提唱
説明が終わった時、参加者は口々に「こののこぎりが欲しい」と言われた。
物が売れない中で、これは手作りの金物を売る手法、とりわけ高いものを売るのに有効であると思われる。
又、「三木の最大の資源は眼に見えない金物作りの技術」と言う声も聞かれた。
金物作りの技術が最大の資源と言うなら、三木の観光のスタンダードは金物作りの技術に照準を合わすべきだと考える。
よって、私は三木の観光スタンダードとして「ものづくりツーリズム」なるものを提唱したい。

ものづくりツーリズム 
 ・金物作りの見学(手作りの金物を売るPRにもなる)
 ・金物作りの体験
 ・金物づくりの技術継承(後継者不足、技術保存の観点から)

課題
 ・協力金物作り工場の発掘とプログラム開発
 ・発信の方法
 ・新しく業界に参入しやすくする為の労働環境の改善など

*鋸や鉋も引いて切るのは日本だけでしたが、現在ヨーロッパは引いて切る日本型が増加し続けています
ひいて切ることによって、小さな力で、正確に切れると言うユニバーサルデザイン的な要素と、切るという作業に快さや美を追求していたのでした。

その他のプラン
・キッズデザインを導入した安全な道具作り
・木工製品とのコラボレーションなど
・技術保存の為の職人からの聞き書き絵本出版など

10:15~10:30 三木駅・三木鉄道跡地見学 
10:45~12:00 町家散策 旧玉置家、湯の山街道
その昔、羽柴秀吉が三木城攻めをした折、三木から湯の山(有馬温泉)まで何回か作戦行動を起こしている。それ以来、「湯の山街道」と呼ばれ、徳川時代も参勤交代や西国からの湯冶客が往来した街道である。卯建(うだつ)、格子戸(こうしど)、漆喰塗り(しっくいぬり)、虫籠窓(むしこまど)など湯の山街道の町家の特徴などについて紹介した、その中で常々疑問であったことを、思いがけず妻籠の小林俊彦氏から教わった、湯の山街道の町家はどれも道路に平行ではなく少し角度がついている。玄関の方が奥行きが深いことが多いのは、昔馬をここにつないでいたと言うのである。さすが!宿場町の文化を保存されてきた方の解説を有難く拝聴した。

湯の山街道の町家再生
町家めぐりについては現在のところこれを観光化するのは時間がかかると思われる。ただいくつか重要な観点をここでは示しておきたい。
・上記のエピソードからも分かるように宿場町としての文化は非常に深みのあるテーマであり。宿場町としての文化を調査し、生かす事が必要。(例えばさば寿司、あまり明確な根拠は分かっていないが、海から加古川→三木→街道の各町へと言う歴史があるなら、さば寿司さえ、三木の地域資源である。なかったとしても童話作家に適当な話をでっち上げてもらうのだって悪くない。)個人的には湯の山街道の町家再生の一つのゴールとして、中心市街地の賑わいを作り出すために、魚の棚三木の再生を設定している。いずれにせよ調査が先決である。
・町家の再生には、金物のまちの金物でつくった町家の環の暮らしが格好いいと言う視点が必要、義務教育のものづくり、キッズデザインによる新しい道具の開発などと連携させ、市民・民間から機運を盛り上げるのが好ましい。
・さらに町家めぐりにあたっては歩行者空間の拡大が課題である。

12:00~13:30  木工職人・徳永順男氏との懇談
歴史街道の景観保存を促した町家オーガニックカフェ日月くらぶにて地元産にこだわった健康的な食事と山田錦の高級醸造酒を味わっていただきながら、徳永順男氏(徳永家具工房・てづくり家具製造)と意見交換を行ないました。

金物作りと町家を見学し、町家カフェで地元産にこだわった健康的な食事と三木産山田錦の高級醸造酒に舌鼓を打つ
三木でも喜んでもらえるツアーが出来ることを証明したつもりですが、ものづくりツーリズムや町家めぐりは、農業観光と結びついて、地元産農作物による健康的食事、農家レストランでどぶろくをのんで、農家民宿で宿泊と言うのと結びつけると更に、魅力的な内容になると思われますし、経済的波及効果が大きくなる。。

<まとめ>
1.ものづくりツーリズムの提唱-手作りの金物を売るPRにも、金物づくりの技術継承にも役立つ
2.湯の山街道の町家再生-宿場町としての文化の調査、賑わいを作り出すために、魚の棚三木の再生、町家めぐりにあたっては歩行者空間の拡大が課題である。
3.金物作りと町家を見学し、健康的な食事と三木産山田錦の高級醸造酒に舌鼓を打つ-ものづくりツーリズムや町家めぐりは、農業観光と結びつけると波及効果が大きくなる。

  


Posted by 兵庫県YEG at 09:35Comments(0)長田県連会長

2009年04月17日

私の文章が構想日本で紹介されました。

私の会員である構想日本のHPとメルマガに、私の
文章が掲載されております。ご紹介いたします。

http://www.kosonippon.org/mail/bk_2008/bk080808.php


【なぜ町屋の再生を通して、金物を顕揚するのか?】

                 兵庫県商工会議所青年部連合会会長
                                 長田 有弘

私の住んでいる兵庫県の三木というまちは、のこぎりなど金物の産地であ
り、現在でも生産量では日本一を誇る。一方まちには秀吉が三木占領時に
つくったといわれる湯の山街道などがあり、ここには現在でも町屋が残っ
ている。

ところがこの街道ではここ数年、町屋が取り壊されたり、コンクリートの
家が建ったりということが起こっている。そこで私はある異業種交流団体
を中心に町屋を再生する事業をはじめようとしている。これは賛同する市
民で集めたお金によって、売却される建物・土地を買収し、改装・店舗活
用しようと言うものである。
さらに高齢者が徒歩で買い物にいけるような中心市街地の再開発(コンパ
クトシティ化)や、ものづくりの楽しさを伝えるための木工職人などの招
聘、金物づくり体験ツアーなどの実施、教育特区適用による学生への技術
の継承などを計画に盛り込んでいる。現在、この街道沿いで、ものづくり
・道具の楽しさを伝える金物市の開催や市内でのものづくり教育の推進な
どが具体的な動きになりつつある。

これからのまちづくりは地域に「ないもの」をわざわざ作り出すのではな
く、「あるもの」さがしであり、住民の「こんなまちに行きたい、住みた
い」を実現するまちづくりが重要であるとよくいわれる。

「町屋を再生して、金物を顕揚する」、つまり、なぜ町屋の再生が、誇る
べき金物の生産日本一につながっているのか。和建築は植物資源の利活
用など「環のくらし」を具現化したもので、現在こそ見直されるに値する
優れた循環性を誇っている。そして手工具は自然と人の間にあって両者を
媒介し続けてきた素晴らしい知恵の固まりである。だから手工具には、現
在のキット化した住宅でなく、町屋や古民家こそ相応しいのである。金物
の産地である私たちは、先人の叡智に学びその楽しさ・良さを伝えていく
必要がある。それは地域が誇りを取り戻すことであり、住民の「こんなま
ちに行きたい、住みたい」まちづくりを実現することでもある。
  


Posted by 兵庫県YEG at 09:30Comments(0)長田県連会長

2009年04月10日

4月29日に渚音楽祭に参加しエコなトークを決めてきます。

4月29日(水・祝) 9時~20時半に渚音楽祭というのに参加します。FM802などが絡んでいるイベントです。
それで私はキャパシタ&ソーラーで省エネ体験ブースに出展&トークイベントに出演します(15時~15時半)
是非遊びに来てくださいネ。

最近エコなイベントスタイルも流行ってきていますので、その
参考にもなるかと思います。

http://www.nagisamusicfestival.jp/
○渚音楽祭 http://www.nagisamusicfestival.jp/
・場所 → 舞洲スポーツアイランド(A広場)
・日時 → 4月29日(水・祝) 9時~20時半
・チケット → 前売り3000円 当日4000円 前売りは売り切れ
・集客 → 6000人
・ごみ対策 → http://www.nagisamusicfestival.jp/japanese/eco.html
・フード出店で使用する容器 →
・渚音楽祭2007の写真 → http://www.nagisamusicfestival.jp/japanese/photo2.html

○トークイベント
・時間 → 15時~15時半(この間、音出しのない時間帯になります。)
・トークスタイル → FM802のパーソナリティとのディスカッション形式
  


Posted by 兵庫県YEG at 12:00Comments(0)長田県連会長

2009年04月10日

平成20年度の日本での仕事です。 長田@三木YEG

長田@三木YEGです。平成20年度の仕事を総ざらいする時期になりました。
下記は日本の委員会で出した、提言書です、これが国会などで通ると皆さんのメリットになるのは間違いありませんので、内容ぐらいは知っておいてください。下記が全文です。

平成21年2月20日
日本商工会議所
理事・事務局長 坪田秀治 様

日本商工会議所青年部
会 長  工藤哲弘

                              
中小企業の将来的なビジョンに向けて
提言および要望(案)


日頃は日本商工会議所青年部(以下日本YEG)の活動に対し、温かいご指導を心より御礼申し上げます。
さて、日本YEGでは会員企業の「経営環境の改善」について取り組んでおります。本年度は、全国402単会の会長に政策提言アンケートを実施し、地域あるいはメンバー企業の抱える問題について返答を得ました。それらの意見の中から、中小企業の将来的なビジョンに向けて、全国の連合組織である日本YEGとして取り組まねばならない問題について検討を重ねてまいりました。
今回のアンケート結果につきましては、すぐにでも地域で取り組まなければならない問題、あるいは既にかなりの部分が政策化されているもの等も見受けられましたが、中小企業における将来的なビジョンという観点から、労働時間法制の弾力化、時限的な所得控除の拡大による内需の拡大、法人税の中小企業軽減税率の見直し、中小・小規模企業による雇用創出のための社会保険制度の見直し、新たなる信用創造と連鎖倒産防止のためのABL(動産・債権担保融資)の積極活用促進について着目し、下記の通り「提言および要望」として取り纏めました。そしてこれを、平成20年度日本YEGの総意として提出いたします。
日本商工会議所において、引き続き当該問題に関する積極的な調査・検討・精査を実践していただき、問題解決に向けて政府ならびに関係機関への建議をお願いいたします。



提言1
■時限的な所得控除の拡大による内需の拡大について
世界金融不況の影響による派遣労働者の解雇問題など景気減退による政府税収の減少が見込まれ、既に財政赤字が800兆円あり更なる赤字国債の発行が難しい状況を考えると、消費者の不安心理の払拭の為には公的資金による財政出動と合わせて消費者自身の購買意欲を高める為に実質の所得を底上げするという、両方向からの施策の実行が望ましくおもわれます。
今年度末を目安に行われるであろう約2兆円規模の定額給付金も消費者のマインドが冷え切っている内は、貯蓄や借金返済の財源に充てられる可能性が高く必ずしも消費マーケットに還流するとは限らないと予側されます。硬直化した消費者の心理を和らげ、且つ定額給付金に挙げられる財政出動の本義である内需拡大を効率よく図る為に、消費者主体で使える資金のアローアンスを増やし民間資金の流動化を促す必要があると思われます。
 そこでわれわれは、所得控除の拡大を、内需拡大の一助とすることを考えました。もっとも今後の人口減少社会を考慮した場合、中長期的には今後専業主婦などの非労働者層も労働力として見込まざるを得ず、税制に関して中長期的には控除を撤廃してゆく方向性であるのは理解した上で、現在の消費意欲の減退を考えた時、緊急的な措置として時限的な所得控除の拡大による内需の拡大を提言いたします。
所得控除をめぐっては現行の制度では所得控除が年額103万円となっている為に、勤労意欲があるにも関わらず労働時間調整を行い、控除枠内の所得に収めている労働者の方々も多く、他方で健康保険の被扶養者になる金額は年額130万円未満となっています。この所得控除の限度額を引き上げることにより、家庭の収入を最大27万円増額できるチャンスがあり、消費意欲の後押しを期待出来ると考えます。また、もう少し働きたいという勤労意欲のある労働者が機会損失をせずに自主的に収入を増やす事が出来るメリットがあると考えます。

提言
現在103万円である所得控除の限度額を健康保険被扶養者の適用年収限度額の130万円に統一する


提言2
■法人税の中小企業軽減税率見直しについて
現在、法人税の中小企業軽減税率は22%ですが平成21年度から2年間は18%に引き下げられます。法人所得が800万円を超えると30%となります。隣国の韓国では1億ウォン(約1000万円)以下で13%、1億ウォン超で25%となっており、中小企業軽減税率は大企業の半分程度に抑えられています。また、平成21年度から2年間18%に引き下げられたとしてもいまだ、高い税率であると思われます。加えて法人所得800万円が大企業と中小・小規模企業の区切りであるのも低すぎると考えます。資本金の増強や未来志向の設備投資等、中小・小規模企業のより健全な発展への資金作りの支援策として、また国際競争力や国際的なトレンドを考慮していただき次のことを提言いたします。

提言
法人税の中小企業軽減税率の適用を現在の「法人所得800万円以下」から「1600万円以下」に引き上げた上で、中小企業軽減税率を15%に引き下げる


提言3
■中小・小規模事業所における雇用創出のための社会保険制度の見直しについて
 世界金融不況の影響と思われる消費マーケットの縮小は派遣労働者の大量解雇などの新たな問題を誘発しています。そうした中で大企業だけに限らず、中小・小規模企業による新たなる雇用創出が緊急の社会的課題となっています。そのような事業所においては、社会保険料を含む雇用コストが大きく、積極的な雇用活動の弊害になっているのに加え、中途採用者が多いことから被雇用者の人柄や実務能力を充分に検証出来ずに雇用に踏み切り、結果として企業側にとって必ずしも望まれない人物を雇入れてしまうというリスクも孕んでいるのが実状ではないでしょうか。
もちろん大企業と比較して財務体質の脆弱な中小・小規模企業に於いては、企業の有する資源の多くをマンパワーに求める傾向があり、人材の確保が正に企業の存続に関わる大変重要なテーマおよびファクターであると言えます。しかしその反面、上記のような雇用リスクを内在している事により積極的な人材の雇用活動が実行し難い実情があると考えられます。
そこで、政策的に中小・小規模企業に対して雇用リスクの軽減化を行い、雇用活動における経営者側の積極性を引き出すことで、多くの新規雇用の機会の創出が可能となり、併せて中小・小規模企業にとっては戦略的な前向きの人材投資を行うチャンスに繋がるものと考え、次のことを提言します。

提言
新規雇用時における社会保険料の時限的免除制度の導入
*現在は育児休暇の取得時に限り適用


要望1
■中小・小規模企業における「労働時間法制の弾力化」について
原油原材料価格の高騰に始まり、世界的な経済恐慌の風が吹き荒れる現在、中小・小規模企業は、収益・採算はもとより資金繰りが極度に悪化しております。その中で、労働者への賃金をコストとして捉え、大規模な人件費の削減を実施し会社の存続を図っている企業も少なくありません。昨今、時間外労働に対する最低支払い賃金の底上げ等、労働者側の視点に立った改正は進むものの、結果的に少ない粗利を確保するために法の抜け道を詮索・悪用する企業も現れ、未払い賃金訴訟等にみられるように、最終的に労働者を苦しめている現状が存在することも事実です。
又、他方では特に地方における雇用問題は深刻の度を増し、フリーターなどの増加の一方で、慢性的な人材不足は企業の存続に暗い影を落とし、経営者の創意工夫・柔軟性を阻害している現状があります。
さて我々が今年度行った全国402単会より集計したアンケートから、現行の労働基準法について、時代背景も踏まえ中小・小規模企業にとって、遵守することが限りなく不可能に近い業種・業態・職種が多く存在するという指摘がありました。つまり、中小企業の実態にそぐわない労働時間法制が中小企業の経営に影響を与えているのではないか?という問題であります。そしてその企業の実態にそぐわない規制が、企業の存続を危うくし、地域経済ひいては地域雇用そのものに影響を与える危惧さえあります。中長期的な経営資源である労働者の労働環境を守ることを通じて、企業の持続的な発展を図るという経営者の視点と、労働者の権利保護(労働環境、適正な労働対価の取得)という労働者の視点を両立させて両者が良好な関係を築くことこそが、目指すべき姿であり、そのために実態に即した労働時間法制の弾力的な運用のための企業の規模・業種・業態・職種別の基準が必要であると考えます。
このため、早急にこの問題に対する積極的な調査・検討・精査を実践し、事業実態に即した法の改正を望みます。
 
要望
企業の規模・業種・業態・職種別による労働時間の基準づくりとそれに即した労働時間法制の改正を要望します 
※別添に実例を例示しております。

要望2
■新たなる信用創造と連鎖倒産防止のためのABLの積極活用促進について
これまでは地域の金融機関でさえ投資する業績の良い企業が地域にないという理由で、余剰資金を投資に回してきましたが、昨今の世界的な金融メカニズムの崩壊が金融機関の自己資本比率に相当なマイナスのインパクトを与えています。そのような中、金融機関(特に地方の金融機関)は、その本義である地域企業の健全育成を図るためのサポート業務に立ち返り、地域の産業への積極的融資によって、脆弱な資本体質の中小零細企業に対してより一層の弾力的な資金供給を可能にして行かなければならないのですが、実際は身を硬くするばかりで、これから果たしていく役割が依然見えてこないのが実情ではないでしょうか。
また、信用創造については、経済が伸びている時は手形が有効に機能してきましたが、現在のような不況下では、信用創造が縮小し、手形の発行量も減少する中で、企業の売り上げの伸張は益々困難になっています。さらに手形におけるリスクは発行を受けた事業所側にあり、手形の期間が長期に及ぶと、信用創造のメリットよりも、受け取った側のリスクが大きくなりすぎ、それは不渡りによる連鎖倒産を引き起こす可能性が増大します。
 今後、金融機関は本来的な地域企業の健全育成を図るためのサポート業務に立ち返り、地域の産業への積極的融資によって、脆弱な資本体質の中小零細企業に対してより一層の弾力的な資金供給を促進するためには、新しい金融手法の積極的な活用の必要があると考えます。世界金融不況の中で、金融機関の地域の産業への積極的融資を喚起し、連鎖倒産を防止し、かつ新たなる信用創造を構築する金融手法として、2億円の保証協会の保証枠つきABL(動産・債権担保融資)の積極活用に着目しました。
しかしながら、そもそもABL自体が中堅企業・中小企業の中でも一定の条件を満たした企業にしか適用されず、さらに日本の商習慣と馴染まないこともあって、日本におけるABL貸出の規模はアメリカなどに比べて小さいと言わざるを得ません。更に上記の2億円の保証協会の保証枠つきABL貸出は活発に活用されているとは言いがたい状況です。さらにABL金融を活用するためには、金融機関側の売掛債権や在庫など動産の担保価値を判定できるスキルがなくこれの確立の為の支援も不可欠です。以上のことから次の点について政府の支援を要望します。

要望
1.信用保証協会が行っている2億円の保証枠つきABL(動産・債権担保)融資の積極活用の促進に向け、金融機関への周知徹底ならびに再指導を行って頂きたい
2.風評被害など、ABL融資制度のマイナス側面を緩和し、新たなる金融手法の制度としてより社会権を得るために、政府ならびに関係省庁から市場に対してガバメントポリシーのアナウンスなどによる積極的なPRを行って頂きたい


以上
  


Posted by 兵庫県YEG at 09:00Comments(0)長田県連会長

2009年04月10日

三木市の工作テキストを広めています。 長田@三木YEG


三木市が全国の小学校に配布した工作テキスト「子どもと手づくり」を広める為の活動を行ないました。
三木市の産業環境部が企画した工作テキスト「子どもと手づくり」を小学校の図画工作での活用を思い立ち
教材の社団法人の仲間と図画工作の先生に広める活動をしました。

 私的にはこのマニュアルの周知を通して市の教育委員会のものづくり教育推進の意識を高める→ものづくり教育特区取得へと向かう事と、三木の道具に光を当てるための「ものづくり競技大会開催への基盤としたいと思います。
この程マニュアルデーターがPDFで三木市のホームページ上に公開されましたので是非ご活用ください。
工作テキスト「子どもと手づくり」→http://www2.city.miki.lg.jp/miki.nsf/ 産業環境部・商工課のページからダウンロードできます。
  


Posted by 兵庫県YEG at 09:00Comments(0)長田県連会長

2008年07月08日

星に願いを!1000本のキャンドルライトin美嚢川

7月6日 星に願いを!1000本のキャンドルライトin美嚢川を三木市美嚢川リバーサイドパークのせせらぎ広場にて開催しました。



結局2000本近いキャンドルで美嚢川縁に天の川のようなキャンドルアートが誕生しました。  


Posted by 兵庫県YEG at 19:20Comments(0)長田県連会長

2008年06月26日

6月22日 町家の庭のキャンドルナイトPt1を開催しました。

6月22日町家の庭のキャンドルナイトPt1を開催しました。


当日は朝から雨、加えて玉置邸の庭は蚊の群生地だったようで、夕方の時点で隣の観光協会横の屋根つきの場所に変更、町家の庭のキャンドルナイトならぬ、まるで「ブルーシート上のキャンドルナイト」でした。



最初は植物由来の蜜蝋のろうそくづくりです。私のミスで鍋が焼け進行と参加者・スタッフの皆様に多大な迷惑をかけてしまいました。今年はスローな糸たらしによるろうそく作りではなく、型に流し込んで作りました。



Kanacoちゃんの歌と中野君(今回のプロデューサー)のギターでライブ開幕。



続いて加古川出身のプロシンガーTOZYが登場!最後は、出演者+私etc・・・も加わっての「You've Got A Friend」の大合唱。打合せにない展開に私が持ち込んで、かみ合わないエンディングは大爆笑でした。










約40名の参加で今回は無事終わりましたが、洞爺湖サミットにあわせPt2が7月6日(日曜日)に今度は行政の主催で三木の川原で開催されます。
参加者・スタッフの皆さんありがとうございました。


  


Posted by 兵庫県YEG at 13:30Comments(0)長田県連会長

2008年06月24日

地域の伝統技術は誰も守ってくれない。

私は中学校の技術・家庭科の教材を作っています。
先日6月13日東京で業界の団体の総会・事業があり、行ってきました。

講演は文部科学省技術科調査官の上野氏のお話でした。

過剰なエコプロパガンダの影で・・・
今回の指導要領は「技術を適切に評価し活用する能力と態度を育成する」部分に主眼が置かれているとの説明でした。
「バイオ燃料ならなんでも環境にやさしい」などの迷信や「エコと付ければ売り上げが上がる」的なエコ信仰の影で、更なる環境破壊が進行し、私たちも深く考えないままにその破壊に加担してしまっていることは、前々から指摘されていまして、こうした問題に対処するとの認識から「技術を適切に評価し活用する」なんだと思います。(新幹線のエコ出張は苦笑ものですが、昨今のバイオ燃料ブームと投機による食料の高騰は経済的テロ行為という意見もあります。)

国の政策は地方のために行われない。
さて、私はこういう商売をやっていていつも思うのですが、指導要領などの中央が決める教育の内容は、中央の人の生活観・世界観を反映し、そして国家の使命に基づいて決められるのですが、戦後、国は農業よりものづくり、ものづくりよりもサービス業、そしてサービス業よりも効率のいいITやマネーゲームへと国家の主眼が変化するごとに使命を変えてやってきたということです。
これが地方の現場を全く知らない公務員の人たちがやっているのですが、ここで重要なのは、国家の主眼であって、地域の使命などは誰も考えてくれないシステムだと言うことです。地方から人口が流出するのも、地域の伝統産業が活力を失っているのも、中央のミッションに沿ってことが進むからと言うことです。

つまり、地方の伝統や産業、文化などを守ろうとしたら、地方が独自に考えて教育・産業・文化などの施策を実行する必要があるということです。そうしないと地方の固有の資源・産業は守れないと言うことです。

戦後間もないころから長らくお任せ民主主義でやってきた日本ですが、市民が行政・政治にお任せしているのと正比例して、地方の行政も中央から言われたとおりやってきたのがほとんどでした。中央にたてつくのを地方公務員は嫌がります。

私の今やりたいのは・・・
私が今やりたいのは、地方の伝統や産業、文化を守るために、私の地元三木の金物産業や伝統や文化の活性化のために、ものづくり教育に重点をおき「伝統技術の継承」「匠の精神の継承」を通して、環境と共生する日本人の生活観・ものづくりのあり方から、「生きる力」を養う実例を中央に発信し、他地方の同様な取り組みを先導できれば・・・と考えています。

そのために三木の木造の町家と街道の保存と再生を通して、その街道をものづくりの楽しさを発信する街道にする中で木工手工具の素晴らしさ、匠の技・精神、環のくらしを学ぶなどのことを、三木独自の教育として推進してゆきたいと考えています。

こういうことが私の商売にもつながると言う確信はありますが、それ以前に地域にとっても必要なことではないでしょうか。  


Posted by 兵庫県YEG at 12:16Comments(0)長田県連会長

2008年06月18日

キャンドルナイト2008は町家で



星6月22日と7月6日 私としては6回目のキャンドルナイトを開催します。
主催は私のやっている市民団体です。
これは全国で夏至と冬至に20時~22時まで消灯するイベントです。
省エネだけでなく、日常のセカセカから離れて、人間らしい時間を取り戻す効用が注目されています。

興味のある方はご参加ください。

バイオ資源などから和ろうそくを作り、ろうそくの明かりの中で過ごす。
と言うのが、一般的でそれに、アート、音楽、食などが合体するパターンが一般的です。

今回何故町家なのかと言うと、町家再生の地域開発を考えていると言うだけではなく、キャンドルナイトを湯の山街道沿いの全町家に拡げたいと考えているからです。

来年は和ちょうちんで街道を彩るそういうイベントにできれば、最近は評判の悪い「道路」ですが、昔の文化を運んできた道にスポットが当たると思います。

文化を運んできたと言えば、三木の場合川も重要で、7月6日は川原で開催します。

1000000人のキャンドルナイト→http://www.candle-night.org

 昔三木に魚の棚があったそうなのですが、この街道が盛り上がったら、「元祖 魚の棚」を三木に立ち上げるのが私の今の夢です。そういえば「河岸」と言う本に現在のエネルギー事情から水運が見直されようとしているとか・・・この構想は河岸、「元祖 魚の棚」まで連なっていく可能性があるということなのでした。呑吐ダムがなぁーヒ・ミ・ツ

昨年のキャンンドルナイトの様子



  


Posted by 兵庫県YEG at 13:31Comments(0)長田県連会長

2008年06月18日

講師の朝田さんと姫路のFeelTrainで打合せ

講師の朝田さんと姫路のFeelTrainで打合せを行いました。

ホシりんごなどスローフードを顕揚されている朝田先生なので、姫路と訊いて
思い浮かべたのが写真のマンションFeelTrainにあるFeel Stationでした。

ここが面白のは形だけでなく、マンションの前がソーラー+風力による補助電力を供給した、子供と大人が交流できる公民館になっていることです。絵本・書籍が備わっており、コンサートなども開催されているようです。

さらにその横の空き地は「はらっぱミュージアム」なる事業が度々行われているようです。「はらっぱミュージアム」は今の規格化された公園では、子供の遊びで重要な工夫の要素がないので、遊ぶ道具なども素材などから工夫して、利用・製作させると言うもののようです。
子供の遊びさえ最近の大人は食い物にしているその結果が、子供の創造性を劣化させているのでは・・・と常常思っていた私は、危険だから、邪魔くさいからあれもやめる、これも安全な方法に切り替えるような消極的なことばかりでは、子供の感性は益々萎縮して行くばかりだと思います。

大人が責任を持って子供にどこまでの冒険を許すかが、子供の感受性や創造性に影響を与えます。
だから、今のモンスターペアレントのような親がたくさんいると、学校が震え上がってしまって、何もやらなくなるんだと思います。
つまり学校がうまくいく方法は、PTAができるだけの自由を、学校の積極的取り組みに対して与えることがまず第一歩です。
  


Posted by 兵庫県YEG at 11:25Comments(0)長田県連会長

2008年06月18日

5/23日本の会議後の懇親会にて


日本の会議後の懇親会にて(大津)、日本では彼にイジラレています。
この時の忘れられないのは最高級近江牛の味です。ニコニコ 皆、全国大会では近江牛を食べに大津に押し寄せましょう。

次の日八尾で近畿ブロック会長会議がありました。
当日は21年の会長会議、22年のブロック大会、草津が承認されました。
明石YEGも来年同じことをやらないといけないのねと言うことで、来年森副会長がっばってね。

懇親会は他のメンバーからもあがっていたのですが、古風なヘルスセンターぽい場所で、大阪の中心近くで温泉風情を感じてもらおうと言うことでした。・・・すこし微妙でした。


  


Posted by 兵庫県YEG at 10:48Comments(0)長田県連会長

2008年06月17日

東京ミッドタウン

東京ミッドタウンに行ってきました。無味乾燥な、空虚な美しさはこれから無用の長物になると思います。やっぱ路地がないとねぇ
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:36Comments(0)長田県連会長

2008年06月17日

サスケオールスターズ三木に来る。

5月18日サスケオールスターズ三木に来ました。ミニサスケゲームではオールスターズは自らルールを難しく変更し、全滅していました。?
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:26Comments(0)長田県連会長

2008年06月17日

アースキャラバン@三木

三木の金物のルーツを探ると言うことで・・・
石からはじまった道具の進化
― 「道具のまち三木」で匠の技を体験―
を5月6日開催しました。
主催はアースキャラバン2008実行委員会で
私はミキ未来ネットワークなる市民団体で共催で参加しました。

上の写真は前日の5月5日金物資料館で金物の歴史についてお話を聞いているところです。
写真はアースキャラバン2008のリーダー高橋素晴さんです。

今回の事業は下記の目的で開催いたしました。

目的 ・石器作りを通して、石から金属へと変化し、さらに長い年月の工夫の積み重ねによって、便利で使いやすいものに絶えず進化し続けてきた「道具の進化」とその歴史の重みを体感する。
  ・自然のものを利用してものづくりをすることで、日本の文化である「環のくらし」や「匠の技」に象徴される「人と自然」との共生に、「道具」が大きな役割を果たしたことを感じてもらう。
  ・高度に人為的な文明の中で浪費的なライフスタイルや曖昧化した自己責任に対して、道具を安全に使うことから、自己責任やモノを大切にすることを感じてもらう。
  ・いずれも子供だけよりも親子で学んでもらう必要があるテーマであると判断し、親子ペアで参加してもらうこととする。

要旨 かつて日本人が自然と共生する「環のくらし」と言われるライフスタイルを実現していたのは、自然の利子を加工して生活に役立てる「匠の技」の文化があったからと言われています。そして常に「自然と人」の間にあって、両者を媒介したのが日本の「道具」でした。
今回のワークショップでは、一度原点に立ち返って、原始的な道具・石器の製作を通して、絶えず進化し続けてきた「道具の歴史」を体感します。その体験の中からわたしたちが生活の中で「道具」を取り戻すことが人と自然との関わり方を変え、モノを大切にすることや自己責任など持続可能な日本の伝統的知恵を取り戻すことにつながる「マスターピース」であることを「道具のまち三木」で、親と子が一緒に感じる機会としたいと思います。

以上の理由で金物の町で石器を作る事業を行いました。
内容は岡田茂さんのアイデアをスタッフでまとめたものです。
三木は金物で有名ですが、子供たちの教育にもっと、ものづくり体験や匠教育から学ぶことがあると考えます。


上は5月7日に開催したアースキャラバンの環境出前事業です。水の大切さについてやソーラークッカーの製作
などの内容でした。三木市の広野小学校と自由が丘東小学校で開催しました。

アースキャラバンについては→http://earthcaravan.org/

  


Posted by 兵庫県YEG at 18:12Comments(0)長田県連会長

2008年05月17日

2008年05月07日

5月3日菓子博・姫路城にいってきました。


 個人的には菓子博のお菓子の姫路城見物より、お菓子を食べるのが目的と言うことで、珍しく家族の意見が一致し、いざ菓子博へ!
 しかしどこもかしこも行列、「お菓子はなくなりました。」のアナウンス、「えー、みんなどこでも買えるお菓子をもらうのために、1時間も並んでいたの?」、「各地のお菓子を買うためだけに30分もならぶのかよ。」
きついよな~。
と言うことで、お菓子の姫路城見物より、本物の姫路城が見たいだろと子供をだまし、いや説得し姫路城へ、
 しかしこちらもゲロゲロの2時間待ち、写真を撮って昼過ぎに早々に退散し、家で爆睡のお昼寝タイム。何でこんなに疲れているのかと訝っていると、この日気温は30℃を超えていたとテレビの天気予報でいっていました。  


Posted by 兵庫県YEG at 19:07Comments(1)長田県連会長

2008年05月07日

こんにちは長田です。

こんにちわ!’08兵庫県商工会議所青年部連合会の会長を拝命いたす予定の長田です。私の仕事は中学校の技術・家庭科の教材、とりわけものづくり教育のための素材を提供することです。

私の夢はものづくり教育によって「環境問題を改善すること」「日本のものづくりの知恵”匠の精神”を未来に伝えること」「地域の伝統的ものづくりを再生すること」です。

 写真は廃棄された空港の滑走路の監視装置を元に作ったものです。
首の部分は自在に動くし、モニターや、音声による遠隔コミュニケーションも可能で、地元の高校の環境研究サークルにマスコットとして提供しようと考えています。どんなマスコットが出来るか今から楽しみですよね。


上記の装置ですがex-tageの中野君からこんなデザインをいただきました。オドロキ
最高ですね。
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:35Comments(0)長田県連会長

2008年04月30日

三木鉄道は終わっても三木は永遠に

三木鉄道廃線記念ウォークにて
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:45Comments(0)長田県連会長