2009年04月17日

地域再生ソリューション in Hyogo事業報告

地域再生ソリューション in Hyogo
日時:11月29日(土)13:15~17:00 場所:グリーンピア三木 マリーンホール



事業主旨
6月14日の兵庫県商工会議所青年部連合会アントレプレナーズ事業「地域経済再生シンポジウム」では「ものづくり」「食」「サービス」の三つの観点から現在の地域の課題として、地域経済の再生には、ものづくりや食の「つくる側と買う側をつなぐ」人・ビジネスが必要で、その人材育成と支援のしくみづくりが今後の課題であるという結論を得ました。
11月のアントレプレナーズ事業「(仮称)地域再生ソリューション in Hyogo」では「まちの魅力をどう活かすのか」をテーマに行いました。
 私たち兵庫YEGのメンバーにとって高齢化・人口減少の中で、自らのまちの活性化なくして、事業所の発展もありえない。そのような時代が到来したことを認識し、これからの地域にとって何が有効なのかを考え、行動することが必要です。
 考え方としてはこれまでの「ないものねだり」ではなくこれからは「あるものさがし」、すなわち歴史・伝統・文化・景観、そして地理・自然が生み出した産物など地域固有の資源の活用と、住民の住みたいと思えるまちの実現が重要であると言われています。

13:30~15:00 第1部 「中心市街地活性化をデザインする~人口減少社会のまちづくり~」

鼎談
山岡 淳一郎(やまおか じゅんいちろう)氏 ノンフィクション作家
松永 安光(まつなが やすみつ)氏 建築デザイナー近代建築研究所代表取締役
海道 清信(かいどう きよのぶ)氏 名城大学都市情報学部教授

内容
 現在地域のまちでは郊外への人口流出や中心部の高齢化によって、中心市街地が急速に「まち」としての機能を失っています。そこで日本よりも先に現在の人口減少や環境保全に対応したまちづくりを実践してきた欧米の調査事例をもとに、コンパクトシティなどをコンセプトにまちのデザインに関わってこられた松永安光氏と海道清信氏を招き、人口減少社会の中で、これからのまちや住宅建築・中心市街地が果して行く機能について山岡淳一郎氏にコーディネートしていただきました。

<総括>
「みち」と「まち」のつなぎなおし
 まちづくり、地域再生の話の一番の根っこにあるのが、「みち」と「まち」あるいは「まちとしての基盤整備」の物語である。
「みち」は流れであり、これは人や物資や文化を運んでくる。さらに交流の場であり、何かが生まれる場でもあった。-ヨーロッパを作ったローマ帝国はかの道路網を帝国の血管と考えて、国中に張り巡らした。「まち」はこうしたあらゆるものを一時蓄え、醸成し、独自のものを生み出す「醸造の場」であったので、それだけ熟成に一定の時間が必要なる。いつからか、「みち」も自動車中心になって、その速さゆえ、交流がなくなり、「つなぐ」という本来の機能よりも「分断」の方が目に付きだした、「みち」の速度にまちの遅さが付いていけなくなって「まち」は「パッシング」され、まちに蓄えられるものがなくなったとも言いえる。第一部は人口減少・高齢化社会など課題が山積する中で、「みち」あるいは「まちとしての基盤整備」と、「まち」をつなぎ直す話と言える。

コンパクトシティとは?
■無秩序な低密・拡散した都市を転換。都市空間の全体構造をコンパクトに。活気のある中心市街地を維持・形成
  • 拡大発展から縮小高密化へ
■かつての都市のコンパクトさを再生。地域空間資源を修復・保全・活用
■自動車中心の都市整備から転換。公共交通と徒歩・自転車利用を促進。安全、安心、便利な生活圏に再構成
  • 徒歩で不自由なく日常を暮らせるまちづくり
  • エネルギー消費を減らし温暖化ガスの発生を抑止
-主に環境問題への対応策として出てきた考え方。

なぜコンパクトシティなのか?
現在の問題・課題は下記の通り、
• 社会:人口減少・高齢化社会、都市型社会の進行
• 環境:地球温暖化、化石燃料資源減少、農地・緑の減少、ヒートアイランド現象の抑制
• 経済:知識・創造型産業、内発型・循環型産業への転換
• 財政:効率性の重視
こうした現在への問題・課題への対処としてコンパクトシティが有効。例)コンパクトシティによってハードの整備・維持費を軽減できる。
コンパクトシティのメリット
○拡散した市街地は行政コストが増大するので、市街地の外延・低密分散の抑制が必要(青森市、富山市の例)
○自動車中心の交通からの脱却-LRTやコミュニティバス再考などの公共交通を使いやすい構造に、中心市街地を徒歩中心にする。
○高密度化によって、移動の減少-人口減少・高齢化社会に対応し、CO2排出抑制の効果がある。
○歩行者空間整備による中心市街地再生(イギリス・バーミンガム、長野県飯田市、長野市門前通り)-ヒューマンスケールの都心、カーフリーシティ

その他参考にすべき事項
<スローシティの考え方>
• スローフード運動からの派生(90年代後半)
• グローバルスタンダードへの抵抗
• 生活の「質」の尊重
• 地域特有の文化の発見
• 世界への直接情報発信
岩手県紫波町の例
• 町民の利便性のために統合された庁舎建設
• 住宅、商業、医療、教育などの施設整備に民間資本の参入
• 高度なデザインとサステイナビリティ-維持のための強力な規制-勝手に建物を変更できない。
• 住民参加による意思決定-市民丸投げのプランニングではなく、専門家の知恵も借りて住民の承認を得て進める。

まとめ
 今後新しい「みち」にはLRTやコミュニティバスと徒歩・自転車利用を中心にした「みち」、新しい「まち」にはコンパクトシティなどのヒューマンスケールな都市計画が顕揚されることは、間違いないが、これらを通して地域空間資源を修復・保全・活用など文化保存を、中心市街地に賑わいを、歩行者高齢者には安全な生活圏を、住居町場の高密化によって都市基盤の整備・維持費のコストダウンと緑地の増加を、緑地の増加による炭素の吸収や職住一体や隣接によって排出抑制を達成しようとするものだが、今日的な課題に対してこれほど有効な手立てはないが、課題としてコンパクトシティはまちの規模、文化、状況によって適用例は十人十色さまざまである。兵庫県の自治体でこの考えを基盤にして、都市計画を行なっている例を私は知らないが、税収減少の中、都市計画は今まで通りで、それ以外の部分のコストカットでと言う混乱した政策はこれから確実に滅びてゆくように見える。つまり一度コンパクトシティの流れに沿って行政コストのカットを行なわないと間に合わないので、我々は行政にコンパクトシティ化を要求してゆく必要がある。
 その他、医療崩壊が叫ばれる中で、コンパクトシティとメディカルシティを組み合わせて高齢化に対応し、より安心・安全なまちとして差別化する動きも活発になっている。


15:15~第2部「まちを活かす、のこす、まわす」

パネリスト
古川康造(ふるかわ こうぞう)氏 高松丸亀町商店街振興組合 理事長~中心市街地活性化~
小林俊彦(こばやし としひこ)氏 (財)妻籠を愛する会理事長~歴史的資産の保存~
塩田康彦(しおた やすひこ)氏 中小企業基盤整備機構 事業再生統括室 室長~農商工連携~
坂本忠弘(さかもと ただひろ)氏 構想日本 政策担当ディレクター 地域金融担当
コーディネーター-長田 有弘


内容
 高齢化・少子化・若者の流出にシャッター通りと地方のまちをめぐって明るいニュースが少ないが、その中で「ないものねだり」ではなく地域の「あるもの」を見直し、元気にやっているまちがある。
 あるまちは高齢者が歩いて買い物にいけるコンパクトシティによって、あるものは厳格な古民家の保存と観光によって、あるものは地域に豊富にある農業資源を活用することによって、まちによってその方法は様々だが、共通しているのは「ないものねだりではなく、あるものさがし」であること、そして住民が自らの住みたいまちにするべく誇りをもって取り組んできたことである。
 前世紀とは一味違った地域のまちづくりを目指し、どうまちの魅力(資産・景観など)を活かし(活力)、のこし(保存)、まわす(経済)のか、農商工連携や地域金融の問題と絡ませて語ってもらった。

<総括>
土地の所有と利用をめぐる自由と規制
・まちでは文化財も含めてどんどん壊れてゆく。この原因は土地の所有制度である。勝手に売り買い建て替えが出来ない規制も文化財だけで、商店街などは、高齢化した商店が土地にしがみつき、商店街の没落を助長している。
・これを解決する為には土地の所有と利用を分ける事と規制を強化したり、NPOなどによって買収したりと言った手法がある。
・山間部では住民の意思によって、土地の売り買い建て替えが規制できてきた実績がある。ただし、その手法は民主的な方法では困難である。公共の財産や地域の資源はまちで消滅し、田舎で残るのは資本主義は文化の保存とは相性が悪いから。
・宿場町の景観だけでなく文化・生活を丸ごと保存(動的保存、宿場町の補修のための木工職人の育成など技術の保存など)

新連携、ものづくり、地域資源、農商工ビジネス
・新連携、ものづくり、地域資源、そして豊富にある農業資源を活用することによって、地域を活性化しているところがたくさんある。
・農商工ビジネスが注目されるのは、高度に進行したグローバリゼーションの中で、地域固有の産品、特に農作物などの食べ物を中心に地域の価値を新たに構築する段階に入っている。(安全な農作物の高騰など)
・地域資源を生かすこと=環境を守ること(特に農作物などの地域資源を生かすためには安全で良質な品質を維持する必要がある。そのためには環境を守るのは必須になる。

地域金融
・コミュニティ投資税制を行なうことで、活性化すると考える。
・短期資本から長期資本への切り替え、投資基準の見直し

まとめ
 中心市街地の活性化の課題は「土地の所有と利用をめぐる自由と規制」の問題に集約される。中心市街地の活性化には土地の所有と利用を分ける事と規制を強化したり、NPOなどによって買収などと言った対応が必要である。文化の保存は規制と住民の意思統一が重要である。今の地方の多くの問題にこの土地所有の問題がからんでいて、土地の所有が自由化された明治から百年以上経過した現在、土地所有システムの適正化は今後の大きな課題である。
 高度に進行したグローバリゼーションの中で、地域固有の産品、特に農作物などの食べ物を中心に地域の価値を新たに構築するべき時代がきた。特に農作物などの地域資源を生かすためには安全で良質な品質を維持する必要がある為地域資源を真に生かすことは環境を守ることにもつながる。今回紹介していただいた新連携、ものづくり、地域資源、農商工ビジネスなどは今後YEGで積極活用すべきテーマではある。
 地域金融も今後の地域再生に向けて、重要なテーマである。又、これまでの短期資本(投機)から長期資本(長期的成長を支える投資)への切り替えが必要であると考える。短期の儲けだけを追求するあまり、世界金融不況を招いたのは記憶に新しいところであるが、これからは公の経済をも金融が背負っていると言う自負が必要で、地域の未来にとって有効かつ、健全な投資はそれが仮に短期の利益を生み出さなくても支援する、つまり資本が長期的に有効に活用される為には、これまでの投機優先から地域資源の育成優先へと考えを切り替えていかなければいけないと考える。それにつれて投資の基準も更新される段階に来ていると思われる。
 又、地域活性化の活力を構築する為にコミュニティ投資減税など地元投資のメリットを政策化していただきたい。


16:35~第3部 地域再生・構造改革特区・中心市街地活性化について

内閣官房 地域活性化統合事務局
内閣府 構造改革特区担当室・地域再生事業推進室・地域活性化推進担当室
参事官補佐 和爾 俊樹(わに としき)氏
内閣府から地域再生・構造改革特区・中心市街地活性化の使えるメニューについて説明してもらった後、質議応答などを行なった。
内容
構造改革特区、中心市街地活性化や地域再生について支援策の紹介
・特区提案と申請の違いの説明や特区提案は誰でもできるなど。

<総括>
 構造改革特区は地域がそれぞれの地域の資源を最大限に活用する時、強力なツールになりうるもので、かつ個人でも提案できるという手軽さ、使い勝手のよさが売り。今後必要なのは、地域資源の活用あっての特区なので、地域資源の活用を盛り上げてゆく更なる仕掛けが必要である。
 構造改革特区、中心市街地活性化や地域再生などについては各単会が窓口になって事業所での取り組みを支援しやすいシステムが必要であると考えます。そのため利用しやすい支援策への更新を行政などと懇談する必要性を感じました。
17:00終了

  


Posted by 兵庫県YEG at 09:31Comments(1)事業・イベント

2009年04月08日

第3回次世代育成塾 平成20年11月29日(土) 

第3回次世代育成塾            平成20年11月29日(土) 10:15~11:55


会長挨拶  長田会長(三木YEG)


趣旨説明  内木場徹実行委員長(加古川YEG)

講師:箸匠せいわ創業者・顧問 ㈲商売繁盛応援団  団長 木越和夫氏

テーマ:『人生に夢があるのでなく夢が人生をつくる畳一畳、箸一膳からつかんだ勝利の法則』

総括
学生時代は決して優秀な成績ではなく、今で言う落ちこぼれの一人であった青年が高校卒業後、卸問屋に勤め全国各地を営業マンとして歩き、数年後に家業を継ぎ社長となった。最初は畳1畳の店からの出発であった小さな会社が全国繁盛店14店舗に選ばれるまでに成長した実体験を基にユニークな雰囲気で講演して頂いた。
-時に笑わせ、時にメンバーとのコール&レスポンス(やりとり)を交えた講演で、誰でも少しのアイデアで商売を良くしていけると大変元気付けられた等身大の講演でした。

現在、我われ中小企業をとりまく情勢や環境は、ますます厳しさを増しその中で経営を維持し発展させることは、並大抵のことではありません。しかし、経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任があり、激しく移り変わる情勢の変化に対応できる経営者でなければなりません。今回の講師は我々に近い経歴の社長であり、この講演で発想のヒント、元気、勇気を与えてもらったと感じました。そして今後の事業の活力にも繋がったと考えられます。
-中小企業をとりまく情勢や環境は、ますます厳しさを増しているとはいえ、簡単な工夫で売りにくいものを売るこの手腕の鮮やかさと、ある意味であきれるほど単純な親父ギャグ的商法に圧倒されました。それにしても駒の上に「金」と書いて「金回りの良くなる駒」とは・・・・トホホと感動が同時に湧き上がるようなこの講演スタイルも木越氏オリジナルの工夫が随所に感じられました。

 その後木越氏とは個人的にもつき合わせていただき、構想日本の今年始めのメルマガ、2月の地域の再生をテーマにしたフォーラムのパネリストとしてご協力いただいたりと、様々にご協力いただいております。
木越先生に執筆をしてもらったメルマガ→http://www.kosonippon.org/mail/bk090123.php
地場産業ルネサンス~もう自分で始めるしかない~→http://www.kosonippon.org/forum/detail.php?m_forum_cd=216

3度の育成塾を終えて
 現在の各単会が抱えている問題の一つが次代の中核を担う人材の育成であると考えます。そこで本年度は兵庫YEGで次世代育成塾を開催しました。
-この目的に関する限り成功とは言えない感じです。各単会の若いメンバーに来てもらいたかったのですが、席を見る限りは3度の研修会は殆どが正副会長か役員クラスでした。一般メンバーの参加しやすい県連事業というのは、大きなお世話、重荷にしかならないという結論でいいのか困っています。
 しかしながら3度開催した講演はどれも好評で、地域再生の事業よりもこちらの方が良かったというメンバーの多さには、驚くと共に、これまたなんとなくテンションが下がる思いも・・・・そろそろ日本人は近いゴールへの突進だけが早いという構図は、脱却しなきゃと思っていたのですが、基本的に足りなかったのは、動機(なぜ自分たちが地域再生をやらなきゃいけないのか?)であったようにも思われます。これは私としても読み違えた部分がありましたネ。  


Posted by 兵庫県YEG at 13:03Comments(0)事業・イベント

2008年06月24日

6月14日 地域経済再生シンポジウムを開催しました。

平成20年6月14日(土)
平成20年度 アントレプレナーズ事業
星地域経済再生シンポジウム
クローバー 『地域経済の活性化から地域再生!』(兵庫県商工会議所青年部連合会主催)を加古川商工会議所1階展示ホールにて開催しました。当日は一般参加者を含めて約100名のメンバーが参加しました。

ニコニコ 主旨としては地域経済を再生してゆくために、ものづくり、食、サービスの三つ産業の観点からどのような取り組みが地域に必要かについて、7人の講師の方々の話から学び、さらに講師との交流からメンバー個々が各自の行動に落とし込む機会としていただければとの思いで開催しました。

チョキ総合コーディネーター 加藤秀樹氏(かとう ひでき) 構想日本代表
第一部「地域ものづくり産業をデザインする」
拍手コメンテーター1:水戸祥登(みと よしのり)氏 三陽鉄工株式会社代表取締役、大阪市青年経営者連合会 相談役
拍手コメンテーター2:佐藤元相(さとう もとし)氏(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービス代表取締役社長

自転車報告
地域の伝統的ものづくりが生き残るために必要な取り組みは、ひとつは新しい技術に対応すること、もうひとつはつくる側が買う側とつながっていること。特に後者はイタリアの零細工房が海外からの安価な製品の流入・価格破壊などグローバリゼーションの嵐を乗り切るために世界的なネットワークをもってものづくりを行っていること、又、「つくる側と買う側をつなぐ」仕組みをつくりあげたと言うことが実例を交えて紹介された。

オドロキ 感想もしくは言いたい放題
私の感想としては日本の伝統的ものづくり産業は後継者不足・時代にあった製品づくりが遅れるなどに悩まされ、巨大な流通機構に乗らなかったものは世間から周知されず細々と継続し、乗った者も「価格競争に巻き込まれる=大量に売らないと成り立たない」と言う図式の中で、闘ってきたが多くは「中国などへの生産拠点の移転」によってその戦いから退場していった。
さらに大量生産などによって、環境破壊も止む無しとする匠の精神から遠いところに日本のものづくりが不時着したかの印象もあります。
しかし時代が変化する中で、流通機構に乗らなかったものが世間から注目を浴び始めた、本物派・自然派・LOHASなどの志向は以前の「いかに安く、くだらないものを大量に作るか」と言った潮流に、「いくらなんでもこんなくだらないものばかりが作られているのはおかしい」と思った人がいかに多かったかということでしょう。

スマイル 今地域に必要なのは「つくる側と買う側をつなぐ」ビジネスとひとづくり
しかし振り返ってみると、私のまちの金物産業は本物派・自然派・LOHASなどの志向に対応できているとは言いがたい状況です。昔は金物卸が、「つくる側と買う側をつなぐ」仕組みを纏め上げていましたが、しかしそれは昔のお話になっています。
今地域に必要なのは昔の金物卸がやっていた「つくる側と買う側をつなぐ」ビジネスを育てること。それはもちろん卸屋さんがやってもいいですし、東京あたりのコンサルや企画会社から適当な人材を引っ張ってくるのも良いですが、地域の若者をそのように育成すると言うのが最良と思います。
そのためには地域の伝統的なものづくりの素晴らしさに市民も外部の方も触れる機会や学べる仕組みが必要です。教育特区などを使って学校教育の中で伝えていく方法は手っ取り早いですね。



第二部「持続可能な21世紀型の“食”をデザインする」
拍手コメンテーター1:朝田(あさだ くにこ)氏 ローカルジャンクション21 代表理事
拍手コメンテーター2 平松賢介(ひらまつ けんすけ)氏 株式会社平松食品代表取締役


ごはん報告
今農業には高齢化・流通業が値段を決めるので採算が合わないなどの問題がある。食の安全崩壊や表示偽装なども食料生産を経済のスピードに合わせるために腐心した結果とも言える。地域の本当にいい食材を少量中央や様々な地域に売るという取り組みは予想以上に好評である。
日本の伝統食の市場は減少し続けている、反対に海外はまだ日本の伝統食を知らない、つまり開拓すればまだ市場拡大の可能性があるということ。特にニューヨークのような新しい食文化発信地で佃煮のような伝統食が認められれば、日本の伝統的な保存食から世界の食文化へと新たなステージに立つことができる。次世代位までは伝統産業でも生き残っていけるのではないか。こうした事業を地域再生のメニューを使って補助金を貰いながら進めている。
兵庫県の食料自給率は16%しかないが、ひたすら食べ続ける人が圧倒的になっている状況のなかで、食の安全崩壊をめぐるパニックは起こっている。ひたすら食べる側の人は食料生産のプロセスや、何が危険なのかが正確に分からないからパニックになっている。
農業の高齢化を解消するためにも、都市生活者が食料生産に関わる機会が必要。一定の年齢以上だと手軽に農業を始める仕組みなども必要、農村・田園と都会、そして世界をつなげるビジネスが必要。

おにぎり感想もしくは言いたい放題
大泣き経済のスピードに自然はついていけてない?
・今回の食料高騰はバイオ燃料との競合、サブプライムローンの影響で確実に値上がりする相場にマネーが殺到した結果。
・食料の安全崩壊も知らないから起こるパニックが問題。(BSEについて、危険部位を食べない日本人は感染しにくいのに、あの農林水産大臣の牛肉試食パフォーマンスは何だったのでしょう?)
・・・と言うことですが、各論だけではなく、私は環境問題の食料生産への影響、すなわち「経済活動や科学技術の発達でそのスピードについて行けない自然は、安全崩壊・不足・高騰などさまざまな食糧危機を生みながら劣化し続けていると言う認識」も大きな流れでは環境破壊が食料を含め、徐々に我々の首を真綿で絞め始めているというのはあながち間違いではないようです。
あの鳥インフルエンザ事件は急速に品種改良された農作物が、一種類の害虫によって、壊滅的な被害をこうむるのを連想しましたし、そもそも輸入される農作物は大量の水と窒素が含まれていて、食べた後にその水と窒素を生産地に返さないとバランスが崩れ、消費地は水と窒素の過剰、生産地は砂漠化すると言われています。これの収支を合わせるためには我々の便を生産地に返さなければなりませんが、そんなコスト今は誰も考えていません。地産地消と言うことが盛んに言われるのもこうしたことが原因のようです。

ラーメン海外で日本の伝統食産業が生き残る!?
「海外進出によって日本の伝統食産業が生き残る」と言うのは、平松講師にその意図がないにもかかわらず、私には現代日本への皮肉とも受け取れる。たとえば日本にはこんな優れた保存食の技術が確立しているのは素晴らしい知恵だとニューヨークのLOHAS野郎に指摘され、そのことを日本人は知らないなどの悲喜劇が起こるのは、日本人が「都会=世界の中心」へのコンプレックス全快なイナカモノだから、いい加減に自らの文化を見直し大事にしないとね。
そういえば国際人の最も重要な条件は自らの国の文化を教養を身に着けていることと誰かが言ってたっけ。

もみじ環境保全型農業×農業を始めたい都市生活者
一連の食料安全パニック以降、農村で稲刈りや豆などの栽培体験が都市生活者の間で流行っているようだ。一方都会では40歳を超えたら、職業を選んでいられない現状もあるようである。
そこで農業を始めたい都市生活者が手軽に農業を始めることのできる環境を地方は整備する必要がある。これが農業の高齢化から農業を救う道にならないのだろうか。さらに人が変わることによってJAの政策の影響下から脱却でき、環境保全型農業とそのブランド化が一気に進むかもしれない。

ビールこれもつなぐビジネスが必要!?
・・・とはいっても私のまちでは地元産の食材を買える店が数えるくらいしかなく、しかも遠い。こんな状況では都会の人がここに住みたいと思うだろうか?又、地方は今、「地方に住んでいると安全な食材をたらふく食べて幸せに生きていけますよキャンペーン」を始動させる格好の時期であると考える。賛同者がいなければ知り合いと孤独に開催するしかないが、そういうことより、地方がこうした食の優位性で都市生活者に訴える絶好の好機が到来しているのに、こういうシステムづくりがナカナカ進まないのは全く困ったものである、人口が減少して悩んでいるじゃなかったけ?という対応の遅さについて苛立ちを感じるが、とにかく「地方=豊かな食生活」と言う図式を早く発信したモン勝ちである。ここでも必要なのは「つくる側と買う側をつなぐ」ビジネスを育てることでしょうネ。


第三部「地域密着型サービスで住み良い地域をデザインする」

拍手コメンテーター1:奥谷京子(おくたに きょうこ)氏 WWBジャパン代表
拍手コメンテーター2:山岡 淳一郎(やまおか じゅんいちろう)氏 ノンフィクション作家


→報告
地域コミュニティの活力を支援するために、コミュニティバンク・コミュニティビジネスなどの起業支援を行っているが、想いと事業性の合致した事業に融資しているため、貸し倒れはゼロである。重要な融資の基準として「人(地域への貢献)、地球(循環型で持続性のあるモデル)、利益(利益のでる事業)」の3つ。社会起業家の中には利益を罪悪と感じる人もいるが、持続性のある活動は自らお金を生み出してゆく必要もある。
今地域で農業・ものづくり・福祉・環境・金融などを視野に入れたコミュニティビジネスこそ登場が待たれる。日本の知恵に学ぶ「環のくらし」ゼロエミッション+最先端の環境技術を導入した環境保全型のエコ住宅の事業化も今がチャンスと言える。又、コミュニティの中で地方の高齢化をカバーする取り組みとして外国人労働者や留学生の活力を利用する方法もある。

オドロキ 感想もしくは言いたい放題
金貨地域にはマネーではなく、お金が必要
お金は地域からどんどん流失し、中央に集められ効率のいい事業に再投資され、あるものはマネー(バケモノ)となり、それ自体がマネーを増殖させる。金融市場では実に世界のGDPの10倍以上のマネーがやり取りされているのである。そこでは、今風に言うとずばり「キモイ」程の膨大な利益が生み出され、サブプライムローン問題のような問題が起こると、バイオ燃料と食糧危機で値上がり確実な穀物相場を隠れ蓑にする、しかも途方もない穀物の高騰を演出する・・・。一方で地域からお金はなくなる。

金貨今の世界の金融はフェアじゃない
お金に対しての不信感を誰もが口する。中小企業経営者ならこういうだろう「一方では莫大な利益を得ながら、地域では貸し渋っている金融機関はおかしくないか?」、社会起業家なら「富めるものと貧しき者の格差が開くようになっている現在の世界経済の仕組みはこのままで良いのか?」「環境を破壊して膨大な利益を得る企業に効率だけで融資する金融機関はどうよ?」・・・etc
もしもこのままで推移して温暖化による食糧危機・水不足で難民が大量に発生し、日本の地域経済が総倒れになったら、マネーの亡者は、その蓄えたマネーで難民や地域を救えるの?
ひたすら救われる側と救う側に分かれたら・・・現在の食料問題のひたすら食べる側とつくる側の問題と一緒で距離が遠すぎるから難しいだろう。本来は救われる側がどう自立するか課題で、ひたすら救われる側を作った段階で、もう救えないでしょう。
・・・と言うことでお金については世界レベルでフェアなしくみが必要と思う。フェアトレードはなにも貧しい国だけに必要なことではなく、国内だって中央では高い値段で売っているものを、地方で安い値段で売らざるを得ない現状もフェアトレードの必要性を感じる。

金貨あなたの預金、地域のために使ってる
一時地域通貨がブームになったが結局は地域の経済を救うほどの成果もなく、定着しなかった。今地域に必要なのはコミュニティ・バンク、コミュニティ・ファンドのような地域の困っている部分を改善し、ビジョンを実行できるお金である。マネーではない。もちろんそういう金融機関に預金することも必要である。あなたは一方では莫大な利益を得ながら、地域では貸し渋っている金融機関に預金し続けていないだろうか?

チョキコミュニティビジネスを支援する仕組みを地域に
地域では行政サービスがどんどん切り捨てられ放置されているここに、何がしかのビジネスが成立する可能性を見る。又農業・ものづくり・福祉・建設・環境・金融などを視野に入れたコミュニティビジネスや「つくる側と買う側をつなぐ」ビジネスが必要だが、それにはヒトを育てる仕組みと、お金も含めた支援する仕組みが必要と考える。

第四部 情報交換会
1.ものづくり1 ㈲エヌ・エス・エーテンダーサービス代表取締役 佐藤元相氏
「町工場の挑戦」-ものづくりが盛んな大阪の生野区、中国への生産移転による不況に喘ぐ中、大企業の下請け工場の技術を生かしたコラボによって、世界ブランドへの挑戦が始まった。
2.ものづくり2 三陽鉄工株式会社代表取締役 水戸祥登氏
「あなたの会社の技術的な不可能を可能に変える相談会」-数々の技術開発を成功させてきた講師が、参加者の業界の技術的な相談に応じます。
3.地域再生アイテム紹介 ㈱平松食品代表取締役 平松賢介氏
「事業所のために地域再生ツールを活用する」-講師自らが活用し、佃煮の世界進出を果たしたJAPANブランドなどの資金や人材開発に関わる地域再生の支援策などを紹介する。
4.建築・住宅・都市問題 ノンフィクション作家 山岡淳一郎氏
「脱スクラップ&ビルド~持続可能なこれからの住宅開発~」-耐震偽装など、現在の住宅・都市問題を通して、これからの「まち」、「家」、「建築」のあり方について考える。
5.食育 ローカルジャンクション21代表理事 朝田くに子氏
「スローフードな日本!地産地消・食の地元学」-地域が育んだ当たり前のいい食材を当たり前に食べることができるしくみづくりや地域固有の食文化を伝えるなどについて話し合う。
6.コミュニティビジネス・地域金融など WWBジャパン 代表 奥谷京子氏 
「コミュニティビジネス起業支援」-行政がスモールガバメント化し、利便性を失う中で、注目されてきた「まちの問題をビジネス的手法で解決するコミュニティビジネス」について話し合う。
星講師や講師の関係者への質問や議論から今後の会員個々の事業所展開のヒントとすると言うことで、第四部の時間をもっととって欲しかったとの意見を多数いただきましたが、本当に今後コラボしたい人はここでやっていただいたら良い訳で、目的は達せられたと思われます。

ニコニコ 勝手なことをめちゃくちゃに書かせていただきましたが、
・農業・ものづくり・福祉・建設・環境・金融などを視野に入れたコミュニティビジネス
・ものづくりや食の「つくる側と買う側をつなぐ」ビジネスなどが必要
・こうしたことをやる気のある人の育成と支援のしくみづくり
以上が地域の経済を再生する解決策となりますが、まとめより何より各単会での具体的落とし込みは事業の熱気の中で個々が掴んだものを基盤に考えていただけるこそが本当は重要なのだと思います。
以上  


Posted by 兵庫県YEG at 20:02Comments(1)事業・イベント

2008年05月30日

6月14日 地域経済再生シンポジウムのご案内

兵庫県商工会議所青年部連合会平成20年度 アントレプレナーズ事業
地域経済再生シンポジウム
 『地域経済の活性化から地域再生!』
のご案内です。

[開催日時] 平成20年6月14日(土)13:30~18:00
[開催場所] 加古川商工会議所1階展示ホール
一般参加OKです
*第3部の講師片岡勝氏が国際会議への招聘のため、出席が不可能となり、奥谷京子氏(WWBジャパン代表)に変更になりました。予めご了承ください。


申し込み6月6日(金)までに出席者のお名前、連絡先電話番号、e-mailを添えてFAX・電話にて下記までお申し込みください。
三木商工会議所事務局 FAX 0794-82-3192  TEL0794-82-3190

[主旨]
地域再生を推進してゆくためには、まずは地域の資産を見直し、それらを鍛えなおし、地域の特徴として発信、そして経済的に成立させることが必要である。
兵庫YEGは兵庫県の経済活動を通して豊かな兵庫の生活を実現するための団体である。当事業ではものづくり、食、サービスの三つ産業の観点から地域の産業の再生を「地域格差の是正」「持続可能性」「地産地消」「温故知新」「デザイン」「ひとづくり」などを切り口に考えてゆく。



総合コーディネーター 加藤秀樹氏(かとう ひでき) 構想日本代表
第一部「地域ものづくり産業をデザインする」

コメンテーター1:水戸祥登(みと よしのり)氏 三陽鉄工株式会社代表取締役、大阪市青年経営者連合会 相談役
コメンテーター2:佐藤元相(さとう もとし)氏(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービス代表取締役社長

主旨:抜群の環境性能や持続可能性にも関わらず、中央にも見放され、衰退する現実ばかりがクローズアップされる地域の伝統的ものづくり。豊かなものづくりの技術的資源を有する地域が陥りやすい悪循環を抜け出し、生き残るために必要な取り組みは何か?について徹底討論する。

第二部「持続可能な21世紀型の“食”をデザインする」

コメンテーター1:朝田(あさだ くにこ)氏 ローカルジャンクション21 代表理事
コメンテーター2 平松賢介(ひらまつ けんすけ)氏 株式会社平松食品代表取締役

主旨:20世紀型経済のスピードについて行けない自然は、安全崩壊・不足・高騰などさまざまな食糧危機を生みながら劣化し続ける。その原因を明らかにし、地域の生態系が育んだ固有の伝統的な資源である地域の食文化を見直し、持続可能な食糧供給のあり方を地産地消ばかりではなく、地方と中央、そして世界のつながりの中で考えてゆく。

第三部「地域密着型サービスで住み良い地域をデザインする」

コメンテーター1:奥谷京子(おくたに きょうこ)氏 WWBジャパン代表
コメンテーター2:山岡 淳一郎(やまおか じゅんいちろう)氏 ノンフィクション作家

主旨:地域のヒト・モノ・カネが循環しなくなって久しい。加えて地域では行政サービスがどんどん切り捨てられ放置されている。この窮状を救うためには、ヒトを鍛え上げ、カネとモノを地域で循環させるコミュニティビジネスなどの経済活動や地域金融などが必要。その他、世界との関係をより良くデザインするフェアトレードなどについて語り合う

第四部 情報交換会

1.ものづくり1「町工場の挑戦」-佐藤元相氏
2.ものづくり2「あなたの会社の技術的な不可能を可能に変える相談会-水戸祥登氏
3.地域再生アイテム紹介「事業所のために地域再生ツールを活用する。」-平松賢介氏
4.建築・住宅・都市問題「脱スクラップ&ビルド~持続可能なこれからの住宅開発~」
-山岡 淳一郎氏
5.食育「スローフードな日本!地産地消・食の地元学」-朝田くに子氏
6.コミュニティビジネス・地域金融・フェアトレード「ヒト・モノ・カネを持続可能で、フェアにまわす」-奥谷京子氏
講師や講師の関係者への質問や議論から今後の会員個々の事業所展開のヒントとする。
会員のみ

講師プロフィール
●コーディネーター
加藤 秀樹(かとうひでき)氏  構想日本代表
大蔵省で、証券局、主税局、国際金融局、財政金融研究所などに勤務した後、97年4月、日本に真に必要な政策を「民」の立場から立案・提言、 そして実現するため、非営利独立のシンクタンク構想日本を設立。省庁設置法改正をかわきりに、道路公団民営化、国、自治体の事業見直し、 教育行政改革など、縦横無尽の射程から日本の変革をめざす。
全国で選挙の際の公開討論会を進めるNPOリンカーンフォーラムの代表、慶應義塾大学総合政策学部教授、東京財団 会長 兼 理事長を兼務。 おもな編著書に『道路公団解体プラン』、『ひとりひとりが築く社会システム』、『浮き足立ち症候群-危機の正体21』『構想日本』第1~3巻など。

○第一部 コメンテーター1 
水戸祥登(みと・よしのり)氏 三陽鉄工株式会社代表取締役、大阪市青年経営者連合会相談役
「不可能を可能にする技術集団」を自負する企業三陽鉄工株式会社は昭和27年創業、平成7年、売上の大半を占める得意先企業が吸収合併され、すべての製品を自社内で生産されることが決まったことから迎えた危機を契機にさらに強く生まれ変わる。今や、「超精密加工技術のパイオニア」として、航空機用や医薬・食品関連などの分野でも絶大な信頼が寄せられているものづくり企業として有名。
自社の技術力の高さを強みにして高付加価値なものづくりを展開、次世代型航空機用部品に的を絞り、大阪市内の航空機関連に携わっている約100社と「次世代型航空機部品供給ネットワーク」(経済産業省・平成16年度新連携事業認定)を立ち上げ、現在、副会長を務める。平成17年、テクノマスター(マイスター)に認定され、第11回「世界ものづくりサミット」に代表として参加。また、大学で講師、各地の講演会、新聞や雑誌、テレビ・ラジオなどのメディアでも活躍中。
コメンテーター2
佐藤元相(さとうもとし)氏(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービス代表取締役社長 
1962年 大阪生まれ
大阪の高校を卒業後、自動車部品製造工場へ就職し金属加工特殊技術を習得。
退職後、1995年、パーソナルコンピュータに関わる情報サービス業(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービスを設立。
以来、ランチェスター法則竹田陽一氏に師事し中小企業の営業コンサルティングを学ぶ。現在ランチェスター法則を応用した1位作り戦略を実践し数多くの小さな会社の強みを創りだし貢献。
異業種交流会フォーラム・アイの代表幹事を6年間務める。
「生野を日本のミラノに」とビジョンを掲げ地域ブランドyoroiを創出。
イタリア ミラノでの出展、有名百貨店などでの販売にも成功した。
その傍ら、ものづくりを通して子どもたちを育成する活動にも取り組んでいる。
大阪商業大学 大阪市立大学の非常勤講師として学生指導にあたる。

著作に「小さな会社☆No1のルール」(2006年アマゾン・経営戦略部門1位)、1「小さな会社☆集客のルール」(2005年アマゾン・マーケティング部門1位)がある。 その他にも2006年 日本郵政公社・社団法人日本ダイレクト・メール協会全日本DM大賞サービス業部門の優秀賞銅賞、2006年 NCネットワーク ホームページコンテスト外注部門1位ほか受賞多数

○第二部コメンテーター1
朝田くに子1955年兵庫県生まれ。経団連事務局広報部を経て、草思社などの出版社、外資系PR会社などにて編集企画および広報業務に携わる。「自然と共に生きる暮らしを考える」をテーマに環境を食や暮らしから捉えた出版活動をきっかけに水俣市の地元学の活動に関わり、各地の地域づくりに携わるようになる。岩手県紫波町の循環型まちづくりに参加、2003年5月に持続可能な地域づくりをめざす各地の団体・個人のネットワーク、NPOローカル・ジャンクション21を設立。モノと人の出会いの場「風土倶楽部」を企画運営。現在、各地の地域づくりのサポート、食や環境をテーマにしたイベントや出版などの企画立案・編集などを行っている。静岡大学農学部非常勤講師、食と農の応援団団員、国交省地域振興アドバイザー。
コメンテーター2 平松 賢介(ひらまつ けんすけ)氏

○第三部コメンテーター1
奥谷京子氏WWBジャパン代表
起業をめざす方への講演会に1年中あちこちを飛びまわっている。2006年6月からは厚生労働省から「女性起業家向けメンター紹介サービス」を受託し、毎週のように全国で起業家から相談を受ける交流会を開催している。その際、各地の起業家を必ず訪れ、起業家同士のよいところを結びつけて、新しいビジネスを生み出している。起業をめざす方、起業した方からも、その親しみやすい人柄で相談を受けることも多く、問題を見つめる視点は厳しく具体的。全国にファンも多数。産業能率大学、松山大学で講師を務める。
掲載記事 クロワッサン・アントレ「独立辞典」他、多数。日本農業新聞にて毎週日曜日のコラム「うぉっち」を連載
第三部コメンテーター2
山岡 淳一郎(やまおか じゅんいちろう) 氏 ノンフィクション作家 
1959年愛媛県生まれ。「共通の利益とは何か」をテーマとして、都市と住宅、医療、ビジネス、近代史、スポーツなど分野を超えて旺盛に執筆。ドキュメンタリー番組のコメンテーター、講演者としても活動中。06年3月に『マンション崩壊』(日経BP)を上梓し、大規模団地の欠陥紛争、ニュータウン開発史、景観裁判、超高層開発などの深層を描き、構造偽装事件を生むスクラップ&ビルド社会の限界と新たな選択肢を提示。都市問題の追究から、後藤新平の関東大震災後の帝都復興計画の頓挫と、その後の都市計画の混沌に行き当たり、07年3月、『後藤新平 日本の羅針盤となった男』(草思社/和辻哲郎賞と山本七平賞ともに最終候補)を出版。医師から衛生官僚、政治家へと転じた後藤を貫く「公共の思想」に光を当てた。他の著書:『あなたのマンションが廃墟になる日』(草思社)、『ボクサー回流』(文藝春秋)、『マリオネット』(文藝春秋)、『命に値段がつく日-所得格差医療』(中公新書ラクレ・共著)など多数。朝日新聞出版より「エコロジカルな家」(仮題)を近刊予定。
http://www.ist-magazine.com/yamaoka/



  


Posted by 兵庫県YEG at 15:16Comments(0)事業・イベント

2008年05月24日

二人の柳川




八尾YEG 柳川さん
明石の柳川君のお兄様です!
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:49Comments(0)事業・イベント

2008年05月24日

やっと懇親会です



早く飲もうぜ!!
  


Posted by 兵庫県YEG at 18:10Comments(0)事業・イベント

2008年05月24日

八尾に到着

総会から出席します。まずは昼ご飯です。

加古川YEGニシタでした!
  


Posted by 兵庫県YEG at 11:06Comments(0)事業・イベント

2008年05月17日

高砂yeg経営セミナー案内

5月27日.18時より高砂商工会議所でテーマ 「勝ちのこる企業の条件」で講師 株式会社帝国データーバンク姫路支店支店長 長谷田さんをお招きし事例を交えながらお話ししていただきます 参加料は無料ですので沢山の参加お待ちしてます。
  


Posted by 兵庫県YEG at 14:02Comments(0)事業・イベント